耕作放棄地の今
田原の畑の空気が吸いたくて
思いっきり深呼吸してきました
見渡す限り田んぼと畑の景色が広がる地域です
岡山空港の程近く
耕作する人が減ってしまいました
一時期は「百楽塾」の先生が
広い土地を借り受けて
塾生に区画割で耕作できるよう
座学と実地指導付で里山風景を蘇らせていました
少数の若い就農者が
先生に師事し、各地に育っていきました
ガッツあります
先生にとっても、私たち元塾生にとっても誇りです
多くの退職された塾生の方達は
しばらく耕作を楽しんでおいででしたが
お年を召されて
ひとり、またひとりと
畑を辞めざるを得ない事情もあり
去っていかれたようです
さみしくもありますが
現実です
調整区域に家は自由に建てられない
農業従事者または相続人以外は
市街化調整区域に家を持つことに
線を引かれています
条件が揃えば不可能ではありませんが
様々な障壁があります
インフラも整備されていなかったり、、
そもそも耕作をするエリアは農業をするために
守られていますから
行政の許可が必要です
むやみに事業目的で売買されたり
好き勝手なことをされると秩序も乱れ
国土が荒らされてしまうためです
結局、塾生の耕作者は
ここへ遠くから通っています
先生も車で通われています
元気が足りなくなってきたと
おっしゃいますが、細くでもいいですから
長くこの地を見守っていただきたいです
続けることは結構大変です
引き受けているという責任が伴いますから
先生は体がしんどいのをおして
通っていらっしゃるのだと察します
ありがとうございます
お体をご自愛くださいね
耕作者の一人
お年は重ねてきていらっしゃいますが
まだまだお元気で活躍されている方です
だんだん仲間が減ってきてさみしいと
おっしゃっていました
ところが、最近新たに「田んぼがしたい」と
申し出て、この地を耕す存在が現れたとのこと
どんな感じなのでしょうか
機会があればその後を教えていただきましょう
放っておくと
あっという間に草ボーボーになります
元塾生の私はよく
草を生やしてしまい
出来の悪い塾生でした
仲間や先生に
力を貸していただき、草刈を一緒にしてもらったり
まむし退治をしてもらったりしたものです
大変ご迷惑もおかけしましたが
お世話になりました
畑は天候に左右されますから
駆けつけられる距離にあって欲しいものです
作物もお世話してあげないと
グレますから
畑に育っている限りは
放任できません
「耕作したい」
その心意気を大事にしてほしいものです
耕作放棄地を荒廃した草だらけの畑にしないで
美しい里山風景を維持できる手立てはないものでしょうか
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